SONY ICF-S73

ICF-S73外観写真
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Serial No.18652
電源・バンド切替レバーはオリジナルではない(代用品を流用)

概要

ソニーICF-S73はFM/AM2バンドのハンディポータブルラジオです。屋外でのへビューディーな使用を想定したラジオで、雨などに塗れても大丈夫な防滴設計になっています。このラジオは、デザインが目を引くのか、現在でも人気が高いようで、オークション等でも結構いい値段で取引されています。

仕様

発売:
1987年 (昭和62年)**
電源:
単3x2
トランジスタ等:
1 IC
音声出力:
100mW**
バーアンテナ:
100mm
スピーカー:
66mm**
操作部:
電源・バンド切替SW、チューニング、ボリューム、ダイヤルライトSW
表示等:
同調LED、バンド表示LED
受信周波数:
AM:
535 - 1700 kHz
FM:
76 - 108 MHz
ターミナル:
イヤホン
シリーズ:
SPORTS
サイズ:
Wmm x Hmm x Dmm
重量:
g
色:
黄色x黒
製造:
日本製*
価格:
8,800円**
*本体記載、**商品のしおり

メンテナンス

状態が良くなく、各所補修品のためか、比較的リーズナブルに入手できました。以前の持ち主の方がいろいろ直しています。電池ボックスの蓋の破損は接着剤で直してありましたが、盛りすぎで見きちんと閉まらず見た目もいまいちなので、できる限り削って除去しました。ボリュームはゆるゆるしておいました。根元が破損しており、接着剤でシャフトに直付けしてあった感じです。分解時にひっこ抜いてしまいましたので、一度接着剤を除去して、再度接着・充填補修しました。

電源スイッチは、他のレバーを加工して取り付けてありました。スイッチは半円で代用しているレバーはローレットなのですが、ゴム製のチューブのようなもので接続してありました。がっちりははまっていないですが、実用にはなってそうで、他に妙案がなく、そのままにしています。


整備写真
防滴設計のため本来はシール等がされていたと思われますが、以前に修理されているようで、裏蓋はスムーズに開きました。
整備写真
アンテナん部分はしっかり留めてあります。防滴設計のため、背面開放になっていません。
整備写真
ボリュームはゆるゆるしていました。ひっこ抜いたらボンドとともに抜けました。
整備写真
部品の実装側です。1チップICのシンプルな回路です。
整備写真
ボリュームの接続部は半円柱になっています。
整備写真
エポキシ接着剤で固定・充填しました。が、このつまみは防水のためか、本体ケースの穴よりもつまみが一部少し大きく、押し込んではめ込む形で、これを押し込んだら、充填・接着部がぱきっといって割れました。
整備写真
清掃して組み直します。
整備写真
割れた電池ブタの補修部分です。はみ出しているが多く、蓋がスムーズに閉まらないため、削りました。まだ、大分膨らんでますが、とりあえず操作に支障は無くなりました。
整備写真
代わりにつけられたていた電源スイッチです。一部削ってサイズが合うように加工してあります。外して流用できるほどジャンク品も所有されている方が修理したのでしょうか。接続は合致していませんので、ゴムのチューブ?のようなもので行っていますので、多少ゆるゆるです。
整備写真
再度、割れてしまったボリュームノブは、弾性系の接着剤で再補修してうまくいきました。
整備写真
パッと見それほど不自然さはないです。

カタログ情報等

ソニー商品のしおり

ソニー商品のしおり57 (1987), p94

水に強く、ショックにも耐えるヘビーデューティー仕様、小形で軽量のスポーツラジオ
FM/AMハンディポータブルラジオ
ICF-S73  ¥8,800
主な付属品:イヤホン、乾電池


2023/08/05

No.188

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