SONY ICF-S19

概要

ICF-S19は、FM/AM2バンドの1-ICの横型ハンディポータブルラジオです。３色のラインアップで、ICF-S16と同時期に発売されていましたが、機能的には同じで、後発デザイン違いという感じです。
機能的にはオーソドックスな2バンドラジオです。丸みのあるポップなデザインです。背面にハンドルが収納されており、スタンドとしてつかったり、ひっかけたりできるようになっています。
内部はボディとは別にフレームがあり、チューニングのメカや基板はそこに取り付けられております。端子等のためにもう一枚基板が使われとり、ICF-S16に比べると複雑な作りです。
基板をフレームからすのに、いろいろはんだ付けを取らなくてはならず、そこまで分解しなかったため、ICの型番は確認していません。基板をくりぬいての実装されているところや、同時代の2バンドから、CXA-1019と推定しています。

仕様

発売：

1988年

電源：

単3 x 2

トランジスタ等：

1 IC

音声出力：

バーアンテナ：

約50mm

操作部：

電源スイッチ、バンド切替、ボリューム、チューニング

表示等：

受信周波数：

AM:: 530 - 1605 kHz
FM:: 76-108 MHz (TV1-3)

ターミナル：

イヤホン

サイズ：

W155mm x H77mm x D33mm

重量：

228g (電池別)

色：

黒、赤、白

製造：

日本製

価格：

4000円

メンテナンス

動作は特に問題ありませんでした。掃除と内部確認です。

外回りは全体に汚れがひどく、スピーカーグリルも一部さびています。

チューニングダイヤルがずれないよう、セロファンテープで固定されていたようですが、樹脂と一体化してしまったような感じでした。プラスチッククリーナーと樹脂のへらでなんとか除去できました。

前側のパネルが外れます。内部は外ほど汚くなくなかったです。電池ボックス内にもビスがあります。

スピーカーのコーン部分の外側は、埃まるけです。ベージュ色のコーン紙が使われています。歯ブラシとウエスで清掃しました。

チューニングつまみがピニオンになっており、バリコンをギアで回すようになっています。この部分はグリスがたっぷり塗られています。つまみ部分、特にチューニングつまみはグリスがタップり塗ってあり、埃を呼んでいます。

バリコンの右回しいっぱいの位置。復旧用の記録。

清掃完了です。

組上げ後です。

グリルの錆は目の細かいサンドペーパーで落として、ラッカーで塗装しました。

まあまあ、うまく塗れました。

カタログ情報など

商品のしおりNO.62

キュートなデザインの手軽に使えるFM/AM2バンドラジオ
FM(TV1-3)/AMハンディポータブルラジオ
ICF-S19 標準価格4,000円
主な付属品：イヤホン、乾電池
●FM(TV13)/AMの2バンド
●ラウンドフォルムのキュートなデザイン
●スタンドにもなる、おしゃれなハンドステップ付き

2021/11/05